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介護事業所に廃油せっけん贈る JA熊本市

2025.08.08
廃油せっけんを手渡す瀬上支部長㊨

 JA熊本市女性部供合支部は7月中旬、熊本市東区にある3つの介護事業所を訪れ、廃油せっけん約200個を贈呈した。

 手渡したせっけんは4月に同支部がJA熊本市青壮年部東部支部のメンバーやJA東部支店職員と共に手作りしたもの。材料の廃油は自治体を通じて地域住民から集めており、地域貢献の一環として地域の小・中学校や自治会にも配布する。

 廃油せっけんは、材料の食用油、水、化成ソーダ(水酸化ナトリウム)を入れて混ぜるだけで簡単に作ることができ、手肌に優しく、手荒れしないのが特徴。家庭で出た廃油を回収し再利用することでゴミを減らし、環境負荷の軽減につなげる。

 同支部の瀬上カチ子支部長は「年々集まる廃油の量も増え、活動が地域に浸透していることを実感する。これからも地域とのつながりを大切にしながら活動を続けていきたい」と話した。