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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](125)「環境ごみゼロ」でクリーンな農業を実現 JAやつしろ

2025.07.18
回収されるビニール

 JAやつしろ購買部と営農部は6月上旬から八代管内の各地区で、農業用廃プラスチックの回収を行っている。今年は、回収地区を変えながら10月までに12回計画している。回収する資材は、農業ビニール・マルチかん水チューブ・肥料袋となっており、費用は持ち込む生産者が負担。農業ごみ処理は費用がかかることから、JAで回収し一括処理することで農家の負担を減らすことを目的としている。

 JA管内では、トマトやイチゴなどのビニールを使用する施設園芸の栽培が多く、またマルチ資材を使用する露地野菜も多く作られており適正な処分が求められている。

 6月中旬、八代市鏡町にあるJA北部総合支所で移動式スケールを準備し、42トンを超える農業用ビニールやポリが持ち込まれ152件の組合員が利用した。

 JA購買部購買課の沖仲進一課長は「農産物生産に欠かせないビニールやポリなどの処分を適正に行う必要がある。持続可能な農業を実現し、環境問題の意識向上に努め、生産者の皆さんが安心して処分できるようこれからも取り組んでいきたい」と話した。