
JAかみましき青壮年部は1日、スマート農業技術の活用を目的に「ザルビオフィールドマネージャー」による田植え時の可変施肥試験を行った。
松永雄治さんを含む部員5人が参加し、肥料散布の効率化と収量・品質向上の可能性を検証。今回の試験では、ザルビオの衛星データを基に作成した「地力マップ」を取り込むことにより、圃場(ほじょう)ごとの地力に応じた適正な施肥を行うことができた。
従来の一律施肥からの脱却を図る取り組みであり、資材コストの削減と環境負荷低減の両立が期待されている。
参加した松永雄治さんは「若手農家が率先してスマート技術を使いこなす姿を見せることで、農業のイメージアップにつなげたい」と語り、地域農業の未来を切り開く意欲を見せた。
また、JAかみましき営農部の竹田課長は「生産者が安心してスマート農業を活用できるよう、今後も研修や実証を通じてしっかりサポートしていきたい」と話し、持続可能な営農体制の構築を目指す姿勢を示した。