
JA鹿本管内では6月下旬、ホオズキ「紅灯ろう」の出荷が始まった。JA管内はホオズキの県内有数の産地。7、8月の盆時期に合わせ、関東方面を中心に前年比110%の5万5000本の出荷を見込む。
JA花卉(かき)部会ホオズキグループの5人が、ハウス約60アールで栽培する。ホオズキは、前年度に栽培したホオズキから厳選した優良種子をグループ全員が使用するなど高品質栽培に努めている。
グループ代表の高橋幸男さん(47)は、ハウス20アールで約1万5000本を栽培。高さ約1メートルの茎にオレンジに色づいた直径8センチほどのホオズキが10個ほど実り、高橋さんは余分な葉を落としながらはさみで1本1本茎の根元から丁寧に収穫した。
高橋さんは「今年も鮮やかなオレンジ色に色づき、高品質なホオズキに仕上がっている。盆に飾って楽しんでほしい」と話した。