新着情報

営農指導員が出前授業 JA熊本うき

2025.07.06
デコポンについて授業する今村主任

 JA熊本うきは6月中旬、宇城市不知火町の市立不知火小学校で出前授業を開いた。同校の要望を受け、デコポンの歴史や栽培方法について営農指導員が丁寧に説明し、質問に答えた。

 授業を受けたのは同校3年生の45人。児童らは総合的な学習の時間に地域の特産品について複数回に渡って調査し、まとめる作業に取り組んでいる。本年度は不知火町が発祥の地として知られる「デコポン」をテーマに、生産者に話を聞くなど、学びを深めてきた。

 授業を担当したJA営農指導部果樹特産課の今村雅史主任は、生育途中のデコポンの枝や果実を持ち込み、児童の興味を引きながらデコポンについて解説。質問では育て方やおいしいデコポンの見分け方、防除など、幅広い質問があった。

 児童らは「デコポンのことをもっと知れて良かった」「学んだ事を役立てて発表へつなげたい」と感謝を述べた。

 今村主任は「特産品であるデコポンに興味を持って学ぶことで、地域への愛着を深めてほしい」と話した。