
JAあしきた青壮年部は4月下旬、農業資金や年金などの金融知識を学ぶ研修会を開いた。若手農業者の農業経営の学習を深めることが狙いで、部員15人が参加した。設備投資の際の収支計画の考え方や、多様な年金制度を活用し将来に備えることの重要性を学んだ。参加者からは「iDeCo(イデコ)を利用するには専用の口座開設が必要なのか」と興味を持った質問もあった。
講師を務めたJAあしきた金融部融資課の坂本準之介さんは「JAバンク農業金融トレーニー制度」を活用し農業融資の専門知識を学んだ経験があり、現在は農家を訪問しながら農業資金の提案や就農計画作成のアドバイスなどを行っている。坂本さんは「なんとなく回る農業経営ではなく、しっかりと将来を見据えた経営体制を整えてほしい」と話した。