
JAくま管内で春メロンの出荷が始まった。JA上球磨選果場で4月中旬、各品種のトップを切り「プリンス」を選果した。今後、主力の「アンデス」を中心に「ホームラン」も出荷が始まる。5月連休にピークを迎える。
出荷初日、多良木町の生産者が160キロを持込んだ。従業員らが目ならしを行い、基準を確認した。L中心で30~40ケース(1ケース4キロ)を関東に出荷した。
定植後の天候不順に加え、朝晩の気温が低く交配後の初期肥大が鈍ったが、その後の温暖な天候で順調に生育。外観もよく品質も上々の仕上がりだ。
担当者は「生産者が減る中、希少価値をうたい文句に、春の商材として高値販売に期待したい」と話した。
JAメロン部会は、10アール当たり販売金額170万円、総販売金額4億円を目標に設定。高品質なメロン生産に取り組む。