
JAやつしろ竜北果樹部会梨部は7月上旬、台湾輸出20周年記念式典および祝賀会を八代ホワイトパレスで開いた。氷川町特産吉野梨「新高」を台湾へ輸出し始めてから20年目となる節目を祝った。祝賀会には、台湾の取引会社、熊本県、氷川町、関連団体組織、生産者など、40人が出席した。
同部会の永田一成部長は「台湾輸出を20年継続してこれたのは、生産者の日々の努力と関係機関の協力のおかげ。これからも、吉野梨を世界中の皆さんに食べてもらうために努力したい」と話した。
台湾では、丸く、黄色い大きいものが縁起物として喜ばれ、中秋節の贈答時期には、「新高」が大きさと質の良さで高い評価を得ている。
今年も「新高」の生育は良好で、8月下旬から9月中旬にかけて、5kg箱で6000ケース(前年3873ケース)の台湾輸出を計画している。
輸出された「新高」は、台北の量販店などで、中秋節の贈答用として販売される。