熊本の農畜産物

「巨峰」出荷スタート 色付き良く高品質 JA熊本うき

2023.06.28
「巨峰」の出荷基準を確認する生産者

 熊本県内一のブドウ生産量を誇るJA熊本うき管内で6月16日、「巨峰」の出荷が始まった。朝晩の気温差もあり、色付き良く高品質な仕上がりだ。JA不知火パッケージセンターでは初日に50ケース(1ケース1・2キロ)をJA直営直売所「サンサンうきっ子宇城彩館」や県内市場に出荷した。

 出荷に合わせて、ブドウ部会不知火支部は6月中旬、「巨峰」の目ならし会を開いた。生産者24人が参加し、出荷基準を確認した。

 出荷は「巨峰」「ピオーネ」「シャインマスカット」と続き、7月上旬以降に収穫ピークを迎える。8月下旬まで大阪や四国、九州地方を中心に総出荷量約90トンを見込む。

 木村弘幸支部長は「順調な生育が続いている。異常気象による大雨が心配だが、高品質なブドウを今年も出荷できるように努めたい」と話した。