
県内有数のスイートコーンの産地である菊陽町。JA菊池菊陽スイートコーン部会の「ゴールドラッシュ」の出荷が始まった。6月中旬に出荷最盛期となり、出荷は7月中旬まで続く。
部会は菊陽中央支所集荷所で出荷査定会を開き、出荷規格を確認した。15戸が16ヘクタールで栽培。5月下旬には熊本・広島方面へ1150ケース(1ケース4キロ)を初出荷した。
「ゴールドラッシュ」は発芽が良く、低温に強く、収穫までの期間が短い。質のよい甘さが特徴で、粒の皮も柔らかく、売り場でも人気だ。
矢野圭介部会長は「4月の遅霜を心配したが、被害も少なく糖度も生育も良い。ゴールドラッシュの食感とジューシーな甘味を味わってほしい」と話す。
JA南営農センターの岩木憲一センター長は「糖度の乗った早朝に収穫。各農家で選別箱詰めし、JAの保冷庫で保存する。よりおいしい状態で消費者に届くように心掛けている」と話した。