熊本の農畜産物

スイカ出荷最盛期 熟度そろえ秀品率向上 JA菊池

2023.05.08
選別され、箱詰めされる大玉スイカ

 JA菊池管内でスイカの出荷最盛期を迎えた。日量で大玉「春のだんらんRV」6700玉、小玉「ひとりじめ7EX」2000玉を関東・関西方面へ出荷する。5月から小玉「ひとりじめBonBonリッチ」の出荷も始まる。いずれも6月下旬まで続く。

 JAのスイカ生産者は大玉が55戸で栽培面積が71ヘクタール。小玉が31戸で13ヘクタール。生育順調で品質良好だ。

 部会は交配時の目印に色毛糸をつるに掛ける方法を進め、熟度の均一化を図る。秀品率も向上し、市場で好評だ。合志市のスイカ選果施設では、糖度、外観などをセンサーで判定。等級ごとに選別し、箱詰まで自動で行う。自動倉庫システムにより、市場のニーズに合わせて正確に配送する。

 JAスイカを担当する山野邦彦さんは「販売は順調。消費地との連携に力を入れ、有利販売につなげる」と話す。