熊本の農畜産物

タマネギ収穫が本格化 熊本すぎかみ農場600㌧出荷へ JA熊本うき

2023.05.01
タマネギを収穫する同法人の関係者

 農事組合法人熊本すぎかみ農場ではタマネギの収穫が本格化している。収穫ピークを直前に控え、同法人はパート従業員を加えて収穫や選果の作業に忙しい。

 2023年産の作付け面積は14ヘクタールで、3月末から収穫が始まった。強い寒波の影響も見られたが、その後は天候に恵まれて順調に生育した。

 収穫したタマネギは2日ほど乾燥させ選果する。4月下旬の最盛期は日量約10トン以上を見込み、7月中旬まで約600トンの出荷を目指す。同法人の田上英課長は「コロナ禍で難しかった試食宣伝会などに今年は取り組み、消費者へ直接PRしたい。怪我や事故がないように注意し、円滑な出荷に努める」と話した。

 同法人は、県内有数の大規模集落営農組織。米や麦、大豆を中心に栽培し、安定的な収入に結びつけるためタマネギなどの野菜も栽培する。近年では6次産業化にも意欲を見せる。