
JAくま管内で春メロンの出荷が始まった。JA上球磨選果場内は、持ち込まれたメロンの香りが漂う。
同選果場では4月上旬、「プリンスメロン」を選果。L階級中心に316ケース(4キロ箱)を関東方面に出荷した。
2023年産は1月の寒波の影響を受け、ハウスの破損被害や苗に生育遅れが発生。一部苗の植え替えがあったものの、2月下旬以降の交配期はおおむね天候が良く順調に生育。玉肥大も良好だ。
担当者は「定植後の寒波被害が心配されたが、生産者の努力でこの日を迎えられた。全体的に仕上がりも良い。市場と情報を共有して販売強化に努めたい」と話した。
4月中旬には「アンデス」「ホームラン」も出荷が始まり、5月の大型連休にピークを迎える見込み。JAメロン部会では10アールあたりの数量を650ケース、総販売金額4億円を目標に設定。高品質なメロン生産に取り組む。