
JA菊池ゴボウ部会が出荷する「菊池水田ごぼう」の春ゴボウが出荷本番を迎えている。色白で香りよく、柔らかいと市場や地元農産物市場で人気商品となっている。水田で栽培し、水洗いとあく抜きして出荷する洗いゴボウは、名水百選にも選ばれた菊池渓谷から流れる豊富な水が決め手だ。
水田から掘り出されたゴボウは、日差しが強くなると日焼けするので、古毛布などをかけて持ち帰る。水洗い、選別をして3時間ほど水に浸しあくを抜き。消費者から調理の際、アク抜きの手間が省けると喜ばれている。
江戸時代から米どころとして知られる菊池地域の水田で栽培され「水田ゴボウ」としても定着。2019年に地理的表示(GI)保護制度に登録。6月下旬まで、関東、中京、九州を中心に出荷される。