
JA熊本市は熊本中央高等学校2年生の3人を2月上旬の3日間、キャリアチャレンジとして受け入れた。未来を担う若者がJAの事業や地域の農産物を学ぶことで農業に関心を持ち、将来の進路選択の1つとして考えてもらうことが目的だ。
生徒は初日、農産直販課でインショップの搬入や加工品の荷造り、搬送を体験した。2日目は白浜苺(いちご)部会の磯野功明部会長のハウスを見学。イチゴの生育や出荷についての質疑応答をした後、柑橘選果施設を見学。最終日は直販部会の森富美代さん宅に向かい、畑やハウス内で作っている農産物やインショップに出荷するための袋詰め作業を見学した。
生徒は「直接生産者と話をする機会がなかったので、良い経験になった。普段見ることができない農産物の様子やスーパーに並ぶまでの様子を知ることが出来て良かった」と話した。
今後も地元の児童や生徒らの施設見学や職場体験の受け入れを積極的に行い、地域農業への理解促進に貢献できるよう活動していく。農産直販課の岡本久博課長は「今回の経験を進路に活かしてほしい」と話した。