
JA熊本市ミニトマト部会では、ミニトマト出荷箱の設計を見直した。1箱に必要とする段ボール紙を削減。最終的に1箱あたりのコストは全体の約10%削減できた。
強度や外観を変えないで、段ボール紙同士を組み合わせる部分の設計を見直した結果、現行品の段ボール紙使用量から21%減らすことに成功した。2021年に複数回実施した輸送テストでも、強度などに問題がないことを確認した。
多くの生産者は現行品の在庫分を使用しているが、2023年度シーズン中に切り替えていく予定だ。担当者は「生産資材価格が高騰し、農家は厳しい状況にある。負担が少しでも減るよう、今後も業者との協議を続けていく」と話す。