
JA熊本うき海東出張所前倉庫で12月上旬、早生ポンカンの選果が始まった。お歳暮シーズンの贈答用に、年の瀬まで九州地方中心に総出荷量20トンを計画する。
小川ポンカン部会は、宇城市小川町海東地区の生産者5戸が約2ヘクタールで作付け。2022年産は昨年秋の高温の影響で着果は少なかったが、その後の管理作業により果実内容は良好だ。収穫したポンカンはJAの貯蔵庫で約5日間、追熟させ、共同選果で品質をチェックし、各自宅で箱詰して出荷する。
40年以上の歴史を持つ同部会だが、近年では生産者が減少。地区の若い生産者が持ち込み作業を手伝うなど、協力し合い、伝統ある栽培を続ける。
髙岡澄子部会長は「地域で助け合うことで出荷を続けることができている。待っている消費者に、今年もおいしいポンカンを届けたい」と話した。