JAたまな管内で11月中旬、イチゴ「ゆうべに」の本格的な出荷が始まった。初日は関西へ向け988パック(1パック250グラム)を出荷した。2021年産も品質は良好だ。
管内で生産者の過半数を占める横島イチゴ部会では、部会員100人が28・92ヘクタールで栽培する。横島集荷センターでは生産者が持ち込んだイチゴの品質などを、職員や従業員が確認し出荷する。
「ゆうべに」は大玉で鮮やかな紅色、甘味と酸味のバランスの良さが特徴。年内の収穫数量が多くなるため、クリスマス需要期に年内の出荷ピークを迎える。JA担当者は「今年も高品質なイチゴを消費地へ届けたい」と話した。
JAでは「ゆうべに」「恋みのり」を中心に栽培。全体で出荷数量2460トン、販売金額32億円を目指す。出荷は来年6月まで続く。