新着情報

[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](180) 穀類施設を再編整備 JAくま

2021.05.31
竣工式で稼働ボタンを押す関係者

 JAくま穀類乾燥調製貯蔵施設の「中球磨ライスセンター(RC)」と「錦カントリーエレベーター(CE)」は4月中旬、再編整備工事が完了し、機能を更新した。両施設は、老朽化を一つの背景に、穀類の品質向上と市場・消費者から信頼される産地づくり、作業効率の改善を目指し、昨年12月に着工した。

 中球磨RCは、乾燥からもみすり、出荷まで担う。大型遠赤外線循環式乾燥機を10トンの5基から15トンの4基に更新。自動包装機、ロボットパレダイザー(自動積載装置)を導入したことで計量から包装までの処理能力が1時間当たり100袋から240袋に向上。これまで人が担っていた袋をパレットに積む作業はロボットパレダイザーが行い、労力を軽減する。

 錦CEは主に、荷受け・貯蔵を担う施設で湿度集じん装置、荷受け計量機操作盤、サイロ穀温監視装置などを更新した。

 この日は、竣工(しゅんこう)式も開かれ、福田勝徳組合長は「消費者ニーズに即した出荷対応、品質確保が有利販売体制の強化や、さらなる銘柄産地確立につながることを確信している。施設を十分に活用し、地域農業の活性化に努めていく」とあいさつした。(くま)