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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](89) 子ども食堂へ地元農産物 農業の大切さ伝える JA鹿本

2023.02.02
野菜を寄贈する同青年部の支部長ら

 JA鹿本青年部と女性部は食を通して子どもたちを支援し、地域の人々に農業や食の大切さを伝える地域貢献活動に取り組んでいる。

 12月上旬、青年部はJA本所に隣接している「夢大地キッズ農園」で育てたニンジンとジャガイモを、女性部は部員の畑で育てたサトイモやサツマイモを山鹿市のこども食堂「百華」へ寄贈した。

 この活動は持続可能な開発目標(SDGs)目標1「貧困をなくそう」や目標2「飢餓をゼロに」につながる取り組み。 

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、毎年実施している地域の子ども達を対象とした野菜の収穫体験は中止し、地元農産物を味わって元気に過ごしてもらおうと子ども食堂を利用する子どもたちへ贈った。

 同青年部の支部長は「これらの野菜は、食育活動の一環として栽培してきた。食堂を利用する子どもたちにたくさん食べてもらい、農業を身近に感じる機会としても活用してもらえれば」と話した。

 野菜を受け取った同食堂代表の豊田真紀さんは「物価高騰が続く中、とても助かる。支援してくれた方々の心遣いに感謝し、これからも利用者の手助けとなるよう活動していきたい」と話した。