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おいしいお茶の淹れ方 児童に教えて10年目 JA菊池茶部会青年部

2022.12.07
お茶の淹れ方を指導する瀬川さん

 JA菊池茶部会青年部は11月中旬、大津町立美咲野小学校で、お茶講座を開いた。地域のお茶や茶摘み、おいしく淹れる方法、水出し緑茶の作り方などを教え、お茶の魅力を伝えた。

 家庭科の授業として定着し、10年目になる。5年生4クラス137人が、茶を淹れて味わった。

 講師を務めた同部の瀬川竜次さん(43)は、大津町で茶の栽培と製造を行う。日本茶インストラクターの資格を持ち、茶の魅力を伝える活動を続けている。

 瀬川さんは茶の種類や水出し緑茶の効能のことなどを説明。応援に駆け付けた同部の矢野哲郎さん(43)、森田哲生さん(42)と共に、小学生にお茶のおいしい淹れ方を指導した。JAの茶部会担当者も協力した。

 児童らはお茶の話を熱心に聞き、実際にお茶を淹れて味わった。「急須で初めて淹れた。きれいな緑色でおいしい」「しぶくて大人の味がする」などと述べていた。

 瀬川さんは「毎年続けることで子どもたちも興味を持ち、楽しみにしてくれている。子どもたちが熱心に話を聞き、お茶を淹れて味わい、さまざまな反応を見せてくれるのが面白い。自分も勉強になる」と笑顔を見せた。