JAくま管内で、秋作トルコギキョウの出荷最盛を迎えている。JAくま花卉(かき)集荷場では10月中旬に出荷が始まり、11月中旬から12月上旬にかけて出荷のピークを迎え、12月いっぱい続く。
2022年秋作は高温や台風による浸水などが影響し、一部定植後の生育不良や株の枯死が見られた。病害虫は定期的な防除を徹底したことで発生拡大は抑えられている。
秋作はJAトルコギキョウ専門部会の生産者8戸が115アールでの作付けを計画。総出荷量約23万本を見込む。
JAでは出荷が本格化する前に目ならし会を開き、開花輪数やつぼみの数、箱詰めの本数など出荷規格を確認。試験栽培した品種の報告もあり、参加した生産者は生育状況など意見を交わした。情報を共有し安定生産と品質向上を目標に、信頼される産地を目指す。
担当者は「これから寒さが増し、暖房管理が始まる。燃油価格の高騰が大きな課題となるが、市場のニーズを生産者と共有し、最後までしっかりと販売していく」と話す。