八代市やJAやつしろなどでつくる全国い産業連携協議会は8月下旬、東京都内で、畳店や工務店を対象とした「畳表の見分け方研修」を開いた。国産畳表の価値を学び、消費者への提案力を高めることを目的に、毎年全国数カ所で開いている。東京都での開催は今回が初。2日間で合計48人が参加した。
研修会では産地の現状や良い畳の見分け方のポイント、国産イ草のリラックス効果などを説明した。
過去に4回、農林水産大臣賞を受賞した同JAい業部の橋口英明さんが講師となり、良い畳表を生産するためのこだわりについて紹介。耐久性のあるイ草づくり方法、保管時に気をつけていることなどを伝えた。
協議会会長を務めるJAの山住昭二組合長は「消費地と生産地との連携強化につながることに期待したい」と話した。