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荒尾梨の新ブランド「ことのみ」お披露目 JAたまな

2022.09.21
新ブランド「ことのみ」のお披露目会

 JAたまな荒尾梨部会は9月上旬、荒尾市内で新ブランド「ことのみ」のお披露目会を開いた。日本有数の梨産地である同市で栽培する梨「あきづき」をブランド化し販売する。JAで共同販売する梨だけを「ことのみ」として取り扱うことで、販路拡大や農家の所得増大につなげる狙いだ。

 「ことのみ」の名は、「ひとを想(おも)うための梨」をコンセプトに同部会とJA、行政が協力して名付けた。一緒に食べたい、食べてほしいという思いを込めた。ロゴには、誰もが梨をイメージできるような形や色を使いデザインした。

 お披露目会で、同市の浅田敏彦市長は「近年、『あきづき』の人気が上がってきている。新ブランドを立ち上げたことで、荒尾の梨を多くの方に食べてもらいたい」と話した。

 同部会の尾上光洋部会長は「梨は台風などの自然災害によって、収穫量が減少するなど経営が厳しくなる場合もある。風にも強い『あきづき』の生産量を増やし、生産リスクを減らすことで収入を確保ができ、生産意欲の向上にもつながる」と期待を寄せた。

 お披露目会には特別ゲストとして「くまモン」と同市のキャラクター「マジャッキー」が登場した他、梨の妖精「ふなっしー」もビデオレターで出演。新ブランドの誕生を祝った。

 今後も新ブランド「ことのみ」を中心に、荒尾梨の販売力強化に努め、販路拡大による所得増大や後継者の確保につなげていく。