ＪＡあしきたは８月下旬、ＬＩＮＥ公式アカウントを利用した情報の配信を始めた。直売所や給油所、金融・共済サービスに関する情報を配信して組合員の事業利用促進に繋げる他、営農情報の積極的な発信により生産者所得の向上を狙う。

　これまで病害虫や気象による注意報を生産部会全体に知らせるには、生産者を集めて講習会で伝えたり、月１回発行の組合員向け広報誌で情報を発信していた。しかし、これらの手段では情報がすぐに伝わらなかったり、情報が生産者の目に留まらない可能性があった。

　ＬＩＮＥを活用することで即座に情報を配信するとともに、スマートフォンのプッシュ通知機能により確実に情報を伝え、作物の品質向上、生産者所得の向上に繋げる。

　組合員向け広報誌での周知と併せて、店舗や直売所に案内を設置する他、栽培管理講習会でのお知らせなどにより受信登録を呼びかけていく。

　同ＪＡ営農部農産課の竹下洋介課長は「迅速でニーズにあった営農情報の提供に取り組み、組合員満足度を高めていきたい」と話す。