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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](221)特定技能人材に期待 JAたまな

2022.07.14
決意を述べるパセクさん

 JAたまなでは集出荷施設での労働力確保を目的に、2020年度から外国人材受入事業を活用した特定技能外国人の受け入れに取り組んでいる。

 特定技能外国人は日常会話程度の日本語ができ、一定の技能を満たしている「特定技能」で、最長5年間働くことができる在留資格を持っている。これまでにインドネシアから16人を受け入れていた。6月下旬には新型コロナウイルスの影響で入国が遅れていた3期生の入組式を本所で開き、インドネシアからさらに8人を受け入れた。

 久保英広組合長は「皆さんはこれからJAたまなの一員。仕事や生活を通じて、さまざまな経験を積んでほしい」と激励。特定技能外国人代表のパセクさん(29)は「来日できたことを嬉しく思う。一日でも早く仕事に慣れるよう努力したい」と決意を述べた。

 同JAでは特定技能外国人の受け入れ以前にも2005年から外国人技能実習事業を実施。現在は32戸の農家に105人、延べ586人の実習生受け入れ支援をしてきた。

 JA担当者は「農家への受け入れ支援から始まり、現在はJAにも臨時職員として特定技能外国人を受け入れることができた。安心して働けるよう精一杯サポートを行い、活躍してくれることを期待している」と話した。