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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](220)米作りの妙 教えたい JA熊本市

2022.07.05
苗の植え方を教える職員ら

 JA熊本市は子どもたちにお米づくりを通して農業への理解や農作物を育てる楽しさを感じてもらいたいと、管内の各地区で種まきから収穫までの体験や指導に取り組んでいる。「自分でつくって自分で食べる」をコンセプトに、地域活性化や食農教育を進めていく。

 6月下旬には、「楡木子ども地域食堂なごみ」と協力し、食堂に来た子どもたちにバケツ稲作り体験を開いた。JA営農指導課の職員らから苗の持ち方や植え方の説明を受けた後、土と水を入れたバケツに1人3株ずつ丁寧に苗を植えた。今後は定期的に成長の様子を観察し、10月中旬に収穫する予定だ。

 体験した子どもたちは「初めて苗を触った。倒れないように土に植えるのが難しかったけど楽しかった」「自分で植えたものがお米になるのが楽しみ」と喜んだ。

 営農部営農指導課の北村桃香さん(23)は「バケツ稲作を通して農業の楽しさや収穫の喜びを感じてほしい」と話している。