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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](219)農家の声聞き所得増 JAれいほく

2022.06.28
各生産部会長とJA役職員による営農指導強化委員会

 JAれいほくでは、各生産部会と役職員による意見交換の場として営農指導強化委員会を年に1、2回開いている。営農指導に対する意見集約や今後の改善、農業振興と所得向上が目的だ。

 2021年度の主な実績は、レタス生産で選別を変えたことだ。従来3階級で選別していたが、秀品と良品の2階級に変更。管内の特産品であるレタス生産で、作業効率を向上させた。夏野菜、特にオクラ生産を導入し、夏場の安定収入にもつなげた。その他、ミニトマト生産では、ばら出荷を開始。経費削減や省力化につなげ、所得を向上。畜産では県外の優良種雄牛の凍結精液を導入したことで子牛価格を向上させた。

 2022年度はレタスで、定植後のカモによる食害などの対策で、試験的にレーザー装置を導入予定だ。受託作業組合とJAが一体となり、作業効率向上のためにドローンを活用した農薬防除も行う。畜産分野では受精卵販売にも取り組む予定だ。

 JA営農課の戸北優課長は「農家からの意見を取り入れ、役職員一丸で農業者の所得増大につながるよう、引き続き取り組んでいく」と話す。