JA菊池女性部泗水支部と西合志支部は、ペットボトルのキャップを回収し、世界の子どもたちにワクチンを贈る活動をしている。これは持続可能な開発目標(SDGs)の3「すべての人に健康と福祉を」につながる。
2021年度の活動で、泗水支部はキャップ150キロ(約8万2500個)、西合志支部は440キロ(約18万9200個)を回収業者へ、それぞれ届けた。合わせてワクチン約166本分となり、世界の子どもたちに届けられる。
ワクチン供給の流れは①回収業者がキャップをリサイクル資源として売る②売却益を「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」へ寄付③JCVが日本ユニセフ協会と連携し、世界のワクチン工場へ発注④製造されたワクチンが冷蔵、冷凍状態のまま空輸で支援国へ届く⑤支援国のワクチン保管センターの冷蔵、冷凍庫で保管⑥各地の予防接種会場で子どもたちへ接種―――となっている。世界の子どもたちの健康維持に役立てられる。
由野島とも子部長は「世界中の子どもたちが元気に成長できるよう、少しでも役に立てればという思いで支部活動が広がっている。部員の提案で一つにまとまることができた。今後もいろいろな活動につなげていきたい」と話した。