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「ひごむらさき」定植作業順調 JA阿蘇南部なす部会

2022.05.16
定植作業をする森田さん

 JA阿蘇南部なす部会では、高森町の特産である「ひごむらさき」の定植が最盛期となっており、生産者の森田勝平さん(32)は作業に追われている。

 「ひごむらさき」は15年以上前から高森地区の特産品として導入された品種。果肉がとても柔らかく、果実のようにそのまま食べることができるのが特徴だ。

 調理しても他の野菜類に紫色が移らず、調理しやすいナスとして年々、市場や消費地の評価は高くなっている。東京などの大都市圏での販売にも力を入れており、知名度が上がってきている。

 JA指導販売係の藤吉友也さんは「朝晩はまだ寒く、日中は高温になることもあるので、天候に合わせて作業を行ってほしい」と話す。同部会では天敵昆虫を取り入れた防除体系の確立を目指しており、防除ローテーションを組んでいく。

 2022年産の作付面積は約2ヘクタール、生産者は14人。2万8500ケースの出荷と5300万円の販売高を計画目標としている。出荷は5月下旬から始まり、県内を中心に各地域へ出荷される。