JA熊本市野菜選果施設で、2022年産「肥後のでこなす」が出荷最盛期を迎えた。品種は「PC筑陽」。4月中旬時点で、日量80トンを連日出荷しており、最大95トンまで増える見込み。22年産は1月からの寒波の影響で細果が目立ったが、気温の上昇とともに品質が良くなってきている。
JA茄子(なす)部会は167戸が約75ヘクタールを作付け。部会員の8割が天敵を導入し、安全安心なナス栽培を徹底する。
ナスレシピを載せた冊子をイベントや販売促進会で配るなどして消費拡大にも力を入れる。出荷は6月末まで続き、総出荷数量1万3200トン、販売金額48億円以上を目指す。
営農指導員は「例年通り出荷最盛期を迎えた。高品質なナスを届けるために出荷終了まで生産管理や指導に努める」と話した。