熊本の農畜産物

大玉スイカ品質良く JA熊本市出荷スタート

2022.04.25
スイカを荷受けする作業員

 JA熊本市北部選果場で3月下旬から大玉スイカの出荷がスタートした。品種は「春のだんらん」。初出荷日には1300玉を関東、関西中心へ出荷した。4月11日時点で日量6000玉を出荷。6月下旬まで続き、総出荷量60万玉を目指す。

 2022年産は2月に低温で3月には寒暖差が大きく推移したことから、生産に苦労したが、例年以上の大玉に仕上がっている。

 JA北部園芸部会は生産者約160人が110ヘクタールで栽培。週1回の役員による査定会では、販売状況に合わせて栽培管理の確認をして高品質なスイカの出荷に努めている。

 北東営農センターの谷冨裕輝センター長は「スイカは1玉から細かくカットしたものまで、販売の種類が豊富な果物。夏のイメージだけではなく、春への認知度も強めていきたい」と話した。