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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](211)食育通し 地域活性化 JA阿蘇

2022.04.07
バケツの中に自分専用の田作りをする児童ら

 JA阿蘇は自己改革の取り組みの一環として、地域の小学校にバケツ稲での農業体験を通じた食育活動を展開することで地域の活性化を実践している。

 活動はJA管内の南阿蘇地域では2014年から小学校に対して取り組みを継続。昨年からは阿蘇市にある阿蘇西小学校5年生の児童23人に対し、バケツ稲を使用した農業体験を初めて実施した。

 バケツ稲作りは、コロナ禍で大規模な農業体験活動の実施が難しい中、児童が学校生活の中で手軽にできる。児童らはバケツに土と水を入れ、泥の感触を確かめながら自分専用の田をつくり、もみ種を3カ所植えた。

 JA阿蘇青壮年部の部員と営農担当職員が指導。追肥のタイミングや台風対策などの稲管理を行った。刈り取り後はソフトボールとすり鉢を用いた脱穀体験も行い「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」「ミルキークイーン」の食べ比べもした。

 児童からは「お米作りの大変さに気づいた。これを機にお米を育てたい」や「お米のお医者さんありがとう」などの声が上がった。JAはこれからも地域の活性化を目指し、自己改革に取組んでいく。