熊本の農畜産物

葉付きデコポン 出荷最盛迎える 熊本・JA鹿本

2022.03.24
選果される葉付デコポン(熊本市北区植木町で)

 JA鹿本では、「葉付きデコポン」の出荷が最盛期を迎えている。2022年産は例年以上に食味や外観が良く、高品質に仕上がっており、贈答用にもぴったりなこだわり商品だ。3月下旬まで主に関東、関西方面に向けて、総出荷量27トンを見込んでいる。

 「不知火」のうち、高品質で一定の基準を満たしたものを熊本県統一ブランドである「デコポン」と呼ぶ。「葉付きデコポン」はデコポンの基準に加え、さらに長期間樹上で熟成させたものを、長期保存可能な鮮度保持袋「P-プラス」に葉を付けたまま詰め出荷する。

 同JAではJAみかん部会デコポン専門部33人のうち、12人が葉付きデコポンの栽培している。

 JA南部選果場では3月上旬、生産者5人が持ち込んだ約4トンの葉付きデコポンを選果、出荷した。

 同日、同専門部の上村憲保部長は熊本市北区植木町の19アールのハウスで出荷作業に追われていた。上村さんは「今年は日照量が多く、とても良い出来に仕上がっている」と話した。