熊本の農畜産物

タケノコ初出荷 JA熊本市芳野部会

2022.03.07
収穫する内田部会長

 JA熊本市芳野筍(たけのこ)部会が生産するタケノコが2月上旬、初出荷を迎えた。品種は「モウソウチク」。4月に出荷最盛期を迎え、5月の大型連休前まで続く。総出荷量140トンを見込む。

 熊本市西区河内町芳野地区でタケノコを生産する内田一臣部会長の竹林では、出荷に向けて順調に収穫が進んでいた。土に埋まっているタケノコを地面の微妙な変化から探し出し、くわで掘り出していく。

 同部会は30戸の生産者が栽培。高品質なタケノコを出荷するために部会で決めた厳しい基準で家庭選別を徹底している。若手生産者も多いことから後継者育成にも力を入れており、継続して出荷できる産地を目指す。

 内田部会長は「去年の同時期と比べて気温が低いため収量が少なくなっているが、品質の良いタケノコができている。旬のタケノコを食べて季節を感じてほしい」と話した。