熊本県のJA菊池アスパラガス部会は春芽アスパラガスの出荷を始めた。2日には24キロを熊青西九州青果へ初出荷。徐々に収量を増し、3月中旬に出荷ピークを迎え、名古屋方面にも出荷する予定だ。
同部会の生産者は53戸で、栽培面積は10・17ヘクタール。
福嶋雅喜部会長は「アスパラ部会は近年、新規就農者も増え、出荷量を伸ばしている。部会が後継者育成のために立ち上げた『明日パラダイス塾』の5期生の出荷も始まり、今年も期待したい」と話した。
JAアスパラガス販売担当の高木亮輔さんは「生育は順調で、太めの2Lも増え、品質も良好。春芽は柔らかく甘味があり、味も濃く、人気がある。しっかり販売していきたい」と意気込む。
春芽は2月から5月まで出荷予定。6月から夏芽の出荷が始まり、10月まで続く見込みで合計180トンの出荷を目指す。