熊本の農畜産物

タケノコ始まる 熊本・JAやつしろ東陽筍部会

2022.02.28
重量式判別機でサイズを計る三枝さんら

 JAやつしろ東陽筍(たけのこ)部会は2月上旬、タケノコの出荷を始めた。春先になり最盛期を迎えると日量350キロの出荷を見込む。集荷作業は1本ずつ計量器でサイズ分けをしていたが、昨年2月に同部会が導入した重量式判別機により作業時間が半減した。

 集荷担当の営農部野菜・果樹・特産課の三枝司昌さんは「昨シーズンから作業効率が上がり、他の作業の時間を確保できるようになった」と話した。

 タケノコは傷などがつかないように手作業で慎重に収穫するため、小さいサイズでも1本の収穫につき5分は掛かり、生産者の負担はあるが、同部会長の梅本英嗣さんは「厳しい出荷基準を部会全員が守ることで、出荷量は少ないものの取引先から好評を得ている」と話した。

 同部会は今シーズンの総出荷量約7トンを目指す。出荷は4月中旬まで続く見込み。