JA菊池管内で秋冬ニンジンの出荷が最盛期を迎えている。日量45トン(4500ケース、1ケース10キロ)を出荷中だ。安心ブランド「きくちのまんま」ブランド確立を目指し、安定出荷を狙う。
JAニンジン部会は数種類の品種を栽培し、高品質のニンジンを期間中随時出荷する。主な品種は「ベーター441」「愛紅」「ゆうべに」「優馬」「紅ひなた」など。部会員66戸が113ヘクタールを栽培する。
出荷先は熊本、広島、京都、岡山、兵庫方面。期間中3200トンを見込んでいる。ニンジンは主に菊陽町と大津町で栽培され、秋冬ニンジンは11月中旬から3月下旬まで出荷する。
大津町の生産者は個別に選果し、JA南営農センターに持ち込む。岩木憲一センター長は「出荷始めは雨が少なく生育が遅れ心配したが、その後天候に恵まれ生育も良く品質は良好。色も良く甘味がある」と話した。
菊陽町にあるJAニンジン選果施設では、収穫された泥付きニンジンが集荷される。洗浄して選別機で3Lから2Sまで、大きさや形、品質で13等階級に振り分け箱詰めする。市場の要望や用途に合わせて出荷する。