熊本の農畜産物

からし菜の変種 「四川あーさい」順調 熊本・JAやつしろ

2022.02.16
「四川あーさい」に囲まれ笑顔で収穫する田上さん

 熊本県のJAやつしろ管内で「四川あーさい」の出荷が順調に行われている。からし菜の変種とされている「四川あーさい」は、株から出てくるわき芽(つぼみ)の部分を収穫する。少し苦味があるが火を通すことでしっかり甘味がある旬の野菜だ。

 生産者の田上重義さんは「天ぷらや塩漬けで食べるのがお薦め」と話す。収穫したものを、包丁を使い余分な葉などを取り除き、形を整えてパックに詰める。

 販売担当の営農部野菜・果樹・特産課の米田征史さんは「珍しい野菜ではあるが、調理も簡単でいろんな料理に応用が利くため、ぜひとも手に取っていただきたい」と話した。

 管内では主に県内や中国、関東地方の市場へ、生産者リレーにより2月末まで出荷が続く。