熊本の農畜産物

デコポン選果始まる JA熊本市夢未来柑橘選果場

2022.02.14
デコポンを選果する作業員

 JA熊本市夢未来柑橘(かんきつ)選果場で1月下旬から、無加温・屋根掛けデコポンの選果が始まった。1月28日時点で日量約10トンを全国に出荷。総出荷量60トンを計画する。2月中旬から露地、4月下旬から長期貯蔵と続き、6月中旬までリレー出荷する。

 JA柑橘部会では200戸のデコポン生産者のうち、10戸が無加温・屋根掛けデコポンを栽培。JAは糖度やクエン酸の基準を満たしている物を「デコポン」として出荷している。

 同選果場では、フリートレーに載せたデコポンを1玉ずつ光センサーにかけ、品質基準を満たした物を作業員が手作業で箱詰めしている。2021年産は着果量が多く、生産量が前年比108%となった。高糖度で大きさは平年並みの2L、3L中心に仕上がっている。

 同部会の上村英哉部会長は「今年も順調な仕上がりのスタート。出荷終了まで高品質な物を安定供給していきたい」と話した。