熊本の農畜産物

アリウム始まる 6月まで53万本めざす JA熊本市

2022.01.26
出荷前のアリウムを確認する松崎部会長

 JA熊本市西部花卉(かき)部会は1月上旬からアリウムの出荷をスタートした。中旬には「クレイジービーンズ」「ブルーパフューム」が合計41箱出そろい、関東、関西地方に出荷された。

 生産者4人が約1・3ヘクタールで8品目を栽培。品種を調整しながら、6月上旬まで長期出荷を計画。総出荷53万本を目指す。

 2021年産は植え付け時期に高温少雨の影響で水管理が難しかったが、徐々に天候が回復し順調に出荷を迎えた。ボリューム、発色ともに良好な仕上がりだ。

 同部会は毎月、現地検討会や栽培講習会を開いており品質向上に取り組む。今年はブランド確立に向けて、海外輸出にも力を入れていく方針だ。

 松崎武司部会長は「コロナ禍で花に興味を持ち始めた人が増えてきた。花の消費拡大のため、イベントでのPR活動を積極的にしていく」と話した。