熊本の農畜産物

キンカン「夢小町」出番 平均糖度18以上 熊本・JA鹿本

2022.01.19
検品されるキンカン

 JA鹿本は12日、丸かじりキンカン「夢小町」の出荷を始めた。1月下旬から2月中旬にピークを迎え、3月上旬まで主に東京、福岡、熊本へ出荷が続く。2022年度は総出荷量25トンを見込む。

 県内一の栽培面積、出荷量を誇るJAのキンカンは全園室温調整したハウスで栽培しており、皮が薄く、平均糖度18以上のこくのある甘さが特徴だ。

 初出荷当日は生産者が箱詰めした157ケース、合計445キロのキンカンが、山鹿市鹿央町にあるJA熊本経済連第一園芸集送センター鹿央選果場に持ち込まれ、作業員が検品、出荷した。

 JAハウスきんかん部会の廣瀬洋一部会長は「現在は小玉傾向だが、例年通り糖度が高く高品質に仕上がっている。猛暑や長雨など異常気象が発生する中、より一層栽培管理を徹底し、部会員一丸となって生産に努めていきたい」と話した。今後は、JAの「ファーマーズマーケット夢大地館」やオンラインストアなどでも販売する予定だ。