新着情報

[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](54) 最新農業機械を体感 イノベーションフェアー JA阿蘇

2022.01.18
会場でアシストスーツを体験するJA非常勤理事の永田悦郎さん

 JA阿蘇は11月中旬、南阿蘇村と阿蘇市の2会場で利用者の農作業効率化と最新主要機械を体感してもらうことを目的とした「アグリイノベーションフェアー」を開いた。2年目となるフェアーの来客数は1000人を超え、2億1600万円の販売実績となった。

 両会場では刈り払い機などの小型農業機械からトラック、トラクターの大型農業機械など数百点が並んだ。展示の一角ではアシストスーツ体感コーナーが設けられ、来場者は農作業の補助機能の体験もした。実際に機械を試用や体験をすることで、ウェブやカタログの情報だけでは分かりづらい商品の魅力を伝えられることが一番の魅力だ。JAの融資担当者も会場に駐在し、購入資金の相談もできる態勢づくりもした。

 農業への先進技術の普及や促進につながるこの取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)の9「産業と技術革新の基盤をつくろう」につながる。

 JA購買部の永富浩司部長は「農業機器のIT化によって、農業用ドローン(小型無人飛行機)や人工知能(AI)を活用した製品が続々と生産されることは、高齢化や担い手不足が深刻化する農家にとって、助けとなる。農作業の簡略化と効率化につながる製品を、紹介や販売できるこの取り組みは継続していきたい」と話した。