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カスミソウ品質よし 需要期の販売期待 熊本・JA菊池査定会

2021.11.11
カスミソウで出荷基準を確認する生産者

 JA菊池花卉(かき)部会は10月中旬、カスミソウの出荷本番を前に出荷査定会を開いた。JA担当者が、当日集荷されたカスミソウの状況などを確認し、最盛期に向けての出荷基準や栽培環境、市況について説明した。

 カスミソウは、同部会の部会員72戸のうち41戸が「アルタイル」を中心に「べールスター」など4品種を栽培する。ボリュームがあり、日持ちや品質が良いと市場でも評価が高い。

 部会が設けるカスミソウ専門委員会の野中大嗣委員長は「市況も厳しく、天候不順による栽培管理に苦労があるが、高品質出荷で選ばれるカスミソウにしたい」と話した。

 JA指導担当の冨田惇志さんは「最盛期には検査員を増やし、出荷調製や選別基準の見極めをしっかりしていきたい」と話した。販売担当の岩下将久郎さんは「イベントが少ない中にも、10月はハロウィーン用の染めカスミの注文も増えている。11月は、いい夫婦の日に向けてしっかり売り込んでいきたい」と語り、カスミソウの出来を確認した。11月下旬に出荷ピークを迎え、年末年始に向けての需要期に期待を込める。