熊本の農畜産物

樹上脱渋の柿出荷開始 熊本・JAかみましき

2021.10.20
出荷作業をする生産者

 JAかみましきのプライベートブランド「ばってん甘柿」が10月上旬、初出荷を迎えた。出荷初日は582ケース(1ケース3キロ)が甲佐町の選果場に持ち込まれ、都市圏を中心に出荷された。今年度は出荷量27トン、販売高1200万円を目指す。

 「ばってん甘柿」は「刀根早生」「平核無」を樹上脱渋した独自商品。1989年に出荷をスタートし、20年近くかけてブランド化した。色が良く日持ちし、種がないことが特徴だ。

 出荷初日に合わせて開いた目ならし会では出荷基準を確認し、品質や意識を統一した。出荷は10月の中旬にピークを迎え、11月上旬まで続く。

 営農部の担当職員は「生産者と一致団結し、消費者へおいしい柿を届けられるよう頑張りたい」と話した。