9月中旬、八代市東陽町の東陽生姜(しょうが)選果場で加工用青ユズの出荷が始まった。
地産地消に取り組む柚子(ゆず)部会は同市泉町の加工業者に一部を出荷。ゆずこしょうの原料として使われる。9月15日から10月8日までの荷受期間で、総出荷量10トンを計画している。
営農部野菜・果樹・特産課の中原裕武さんは「本年度産のユズは台風の影響がほぼなく、傷が少なかったため品質も良い。また、ここ数年で品質面での評価も高まり、取扱単価が右肩上がりとなっている」と話す。
中山間地域の高齢化が進む中、農家の生産意欲は向上しており、今後は後継者や新規就農者の支援にも力を入れていく。