熊本の農畜産物

ミニトマト3200トン計画 新ブランド登場 JA熊本うき出荷始まる

2021.09.28
選果されるミニトマト

 JA熊本うき管内で2021年産ミニトマトの本格出荷が始まった。JA熊本経済連「第二園芸集送センター」で9月中旬に初出荷を迎えたが、8月の長雨の影響で生育にやや遅れが見られ鈍い動きのスタートとなった。

 徐々に出荷数量は増え、22日には約700ケース(1ケース3キロ)を関東・関西地方を中心に送り出した。秋と春のピーク時には、日量約6000ケースまで増え、22年6月までに総出荷量約3200トンを見込んでいる。21年産からは、新ブランドとして高糖度品を「恋紅(こいべに)」として出荷する予定だ。

 同センターでは20年産からミニトマトの新選果機を導入。2種のセンサーで糖度と着色を測り、安定した品質のミニトマトを出荷する。

 同JAは県内でも有数のミニトマト産地だ。21年産は175戸の生産者が32・5ヘクタールで作付けしている。営農指導部園芸一課の西島大詞主任は「品質を重視した指導で、高品質なミニトマトの出荷に努めたい」と話した。