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イチゴ苗定植開始 熊本・JAくま

2021.09.21
「ゆうべに」の苗を定植する徳永部会長

 JAくま管内で9月上旬から2021年産イチゴの定植が始まった。JAくま苺(いちご)部会は、70戸で約12.7ヘクタールの作付を計画する。定植は9月中に終える予定だが、土耕栽培のハウスでは雨天や台風の発生で定植を見合わせている生産者もいる。苗は、8月中旬の長雨の影響が心配されたが、目立った被害はなくおおむね順調だ。

 JAくま苺部会の部会長を務める徳永康司さんは16アールのハウスで高設栽培を行う。9月上旬の2日間で「ゆうべに」の苗約9000本を定植した。「昨年は大きな谷間なく安定した生産および販売ができた。今年も部会一丸となって昨年以上の成績を目指す」と意欲を見せる。

 JA管内の品種は「ゆうべに」「恋みのり」が中心で、10月下旬からの出荷を見込む。

 営農指導課の井手智久指導員は「定植後は活着が重要になる。長い栽培期間になるが、生育状況を的確に把握し、適切な管理を呼び掛ける」と話した。