熊本の農畜産物

イチジク 出荷盛ん 熊本・JAやつしろ

2021.07.30
丁寧に収穫する緒方さん

 JAやつしろの鏡野菜集荷所で7月中旬、イチジクの出荷が最盛期を迎えた。日量約500キロ、多い日は約800キロを選果し、市場へ送り出す。

 生産者の緒方政文さんは「今年は、天候に恵まれたことで例年より出荷量が多く、質の良いイチジクができた。梅雨が明け天候が回復したことで、これからさらに糖度が上がる。今年のイチジクに期待してほしい」と話した。

 緒方さんは栽培にもこだわる。加温ハウス40アールと無加温ハウス30アールでは排水を徹底。早朝から収穫することで品質を上げている。

 同集荷所では新鮮なイチジクを提供するため、翌日早朝には消費地へ届く体制を整えている。出荷は9月下旬まで続く予定だ。