JA熊本市の夢未来柑橘(かんきつ)選果場で7月上旬、JA「夢未来」ブランドのハウスミカンの出荷が始まった。日量4トンを連日出荷している。7月に最盛期を迎え、8月中旬まで続く。総出荷量110トン、販売高1億円を目指す。
2021年産も例年同様、甘味と酸味のバランスが取れたミカンに仕上がっている。早期から内容、階級目標を設定したことで贈答用に最適とされるS・M玉を中心に、玉太りも良好だ。
JA柑橘部会ハウスミカン部は、生産者5戸が約2ヘクタールで栽培する。全農式点滴かん水キットを導入し、ミカンの木の水管理に取り組んでいる。
ハウスミカン部の上野洋治部長は「夏の中元など、贈答用としての需要が高まっている旬のハウスミカンを、ぜひ味わってほしい」と話した。